佐賀県唐津市の海沿いの小さな商店でイシガニが売られているのを発見。一度食べてみたかったので早速購入して食べてみました。お値段は3匹で300円。
お手軽価格で買うことができました。
イシガニって?
イシガニはワタリガニ(ガザミ)の仲間で見た目はそっくり。パッと見には何が違うのか分からないほどです。
太平洋側・日本海側のどちらにも生息し、甲羅の幅は10㎝ほどまで成長。よく見られるのは5月~10月で、旬は秋。
タコ取り用のエサとして使われるため、採れてもエサにされるか地元で消費されるため市場には出回らないそうです。
名前の由来
イシガニの名前の由来は、甲羅が石のように堅いからだとか。確かにめちゃくちゃ堅いです。
またハサミもごつくて大きく、挟まれると大の男でも泣くほど痛いそう。生きたイシガニを取り扱う時は挟まれないように十分に気をつけましょう。
ガザミ/ワタリガニ科 イシガニ属
学名:Charybdis japonica
英名:Japanese swimming crab
イシガニを食べてみた
イシガニの臭い
先ほど書いたように、甲羅がすごく堅いです。そして甲羅をはじめ全体にコケのようなものがこびりついています。
イシガニが臭うという人はこのコケのようなものが臭うのかもしれません。
広げてみるとワタリガニ(ガザミ)に似ていますが、ゴツさが違いますね。
裏面はこんな感じで赤みががっていました。全部のイシガニが赤がかっているわけではないかったので、個体差があるようです。
色の濃淡やガラも色々。
茹でる前にブラシを使ってコケみたいなのを丁寧に落としました。そしたら青みがかった部分が見えてやっぱりワタリガニに似ていますね。
イシガニの料理 蒸しガニ
今回はイシガニを丸ごと蒸してみました。
大きめの鍋に10㎝ほどの水を沸騰させ、そこにキレイに洗ったイシガニを並べ、フタをして15分ほど蒸しました。
あんなに真っ黒だったイシガニが目も覚めるような鮮やかな赤に染まりました!
食欲をそそる色ですね!
イシガニの味
まずは甲羅を外してみます。
たっぷりとは言えませんが、しっかりカニみそが入っていました。
スプーンですくって食べてみると・・・・
濃厚~!!!
塩はまったく入れずに蒸したのですが、塩味も濃いっ!!!
足の付け根にもカニみそ。やっぱり濃い!!
パスタソースにするとうま味が麺に絡んで相当おいしいソースになると思います。
次は爪を割ってみます。このイシガニはかなり大きい方でしたので爪もビッグサイズ。
それにしても爪も堅いです。握力のない方は割るのにひと苦労しそう。
キッチンはさみでエイやっ!!と割ってみると、中には身がぎっしり!
すみずみまでムッチリ身が詰まっています。
足の付け根にも身がたっぷり。クセがなく、ほんのり甘みがあってとても美味しい。
小さめのカニなので、お口いっぱいにほおばることは出来ませんが、身離れがよく、胴体の身は指でスポッと外れるのでカニを食べている楽しみは味わえます。
夢中でホジホジしてたら全部食べてしまい、みそ汁やパスタなどの料理用のイシガニが残らなかったので、次回見つけたら色々料理をしてレシピのページを作成しようと思います。
イシガニの通販
生のイシガニは中々見つかりませんが冷凍を通販で購入することができます。
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イシガニは岸に近いところにいることが多く、採りやすいそうなので機会があればカニ釣りにも挑戦したいです。みなさんもチャレンジしてはいかがでしょう!?