カニを解凍後、冷蔵庫に入れてたら黒くなってる...
食べるの楽しみにしていたのに、もう食べられないの?
冷凍のカニを通販した人あるあるですが、私も経験しました。
その結果、黒く変色してしまったカニは・・・
食べられます!
てか食べました!
チルドに入れたままカニを解凍して忘れていたら…
冷凍の本生ズワイカニのむき身を通販で買いました。
奮発して多めに買ったので全部は使いきれない量。
半分はカニシャブに、もう半分は後でカニクリームコロッケとカニグラタンを作ろうと思い冷凍ではなく冷蔵庫に入れておきました。
4,5時間たって「さて♪ごはん作ろうかな~」と冷蔵庫のカニ身をとりだしてビックリ!
あんなにピンクで美しかったカニのむき身ポーションの色が変わってしまっているではありませんか!
なんと真っ黒!?
ちゃんと冷蔵庫に入れていたのに、なんで変色してるの?
しかも、黒て!!??
カニの身の変色は自然現象
調べてみたところ、熱を加えていないカニの身が黒く変色することを「黒変(こくへん)」というのだそうです。
これはカニの透明な体液が空気に触れて酸化する事で、色が黒くなってしまう自然現象なんだとか。
カニの中でも特に生ズワイガニの身は黒変が出やすく、それを抑えるためには酸化防止剤が使われています。
こちらは生のヒラツメガニ。
とれたての新鮮なときの状態
ひと晩、冷蔵庫に入れておいたら・・・・
↓ ↓ ↓ Σ(゚Д゚)
こんなに真っくろに黒変してました!
グロイ!
足のまわりも・・・
酸化防止剤がほどこされていないと、たった10時間ほどでこんなに黒く変色します。
うらを返せば酸化防止剤を使っていないということなのですが、それにしてもすごい変わりようですねよ。
※正確には冷凍したカニがこうなる訳ではなく、「生」のカニの現象です。
黒くなったカニの身は食べても問題なし
カニの黒変をもっと調べてみると「自然現象なので食べても問題なし」と書いてありました。
なるほど、見た目はグロッキーだけど変なニオイはしないし、ここは思い切ってカニ寿司にしてみることに!
ご飯が炊き上がったところへ、黒変したズワイガニの身をお釜の中のご飯の上にならべ、お釜のフタをしめて約5分。
パッカーンと開けると・・・
あら、いい香り!
見た目はかなり・・・ですが、味見してみるとバッチリズワイガニの出汁が出ていてちゃんとおいしい。
変色する前と味と香りに変わりはなかったです。
最初に見たときはかなりヤバイと思ったのですが、ふつうに美味しいカニ寿司ができました。
黒変した部分はお客さまには出しにくいけど、身内で食べるなら味がよければOK ですよね!
写真を見たら食欲が減りそうですけど・・・
↓黒いところを取りのぞけばこの通り!
カニの黒変を防止するには?
カニの黒変を防止するにはカニに一度火を入れます。これは生のカニでも解凍したカニ、どちらも同じです。
もし解凍しすぎたり、カニ身が残ってしまったら好みの調理法で調理しておきましょう。
●たとえばおみそ汁にするならそのままおみそ汁にできるようお鍋で煮ます。
●お鍋にしたいときは熱湯にぐぐらせて食べるときまでタッパーなどに保存します。カニをくぐらせたスープはそのままお鍋につかいます。
●カニトマトパスタにするならとりあえずトマトとカニいっしょに煮ておいて、あとでニンニクや玉ねぎを足せばいいです。
●カニチャーハンのようにほぐし身にして使いたいなら、耐熱容器(できればガラス)にいれて蒸しておきます。汁ごと取っておいて、使うときにほぐせばカニのうまみを逃しません。
とにかく熱を入れておけば黒変しないので、なんでもいいので火を入れておきましょう。
カニの黒変 まとめ
ということで、解凍したカニが黒くなってしまう「黒変」についてまとめてみると・・・
まとめ1:早く黒変する生のカニ身ほど、酸化防止剤の散布が少ない
まとめ2:食べても問題ない
まとめ3:味も変わらない
まとめ4:変色しやすいのはズワイガニが早い
まとめ5:黒変を防ぐには熱を加えておく
以上です。
※ただし常温などに長時間放置したカニなどは気をつけましょう。
本当に悪くなっているかもしれません。
個人的な感想ですが、黒くなったカニはおいしく食べられました。
しかしこれはあくまでも解凍して数時間後の話です。もし賞味期限をうんと過ぎていて、しかも臭いもおかしいようならそれは完全に腐っています。
チャレンジャーになって食べるのはよしましょう。おなかを壊してしまうリスクがあります。
この記事では黒いカニを食べるのをおすすめしているわけではありませんことをここに明示しておきます。